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バレエ

DANCE

モダンダンスとコンテンポラリーダンス② ~モダンダンスとは~ 日本語初・主要ダンスまとめwith動画。

by Aika Takeshima 4月 7, 2022
written by Aika Takeshima

目次

皆さんこんにちは。

本日は、なんやよく分からないこの2つのダンスについてシリーズ②~モダンダンスとは~です。

モダンダンスやコンテンポラリーダンスについて、日本語で簡潔&動画つきで一気にまとめて説明されたものはなかなかありませんので、是非ご一読下さい☆モダン/コンテダンサーなら、更に読んで欲しいです!

前回の ”モダンダンスとコンテンポラリーダンス①” では、導入としてそれぞれのざっとした特徴や定義と、知る意義についてお話させて頂きました。

「モダンもコンテも一緒じゃない!?」

というかなりあるあるな疑問にもお答えしています。

なので先にこちらを読んで頂いた方が、本日の記事もすっと入ってきやすくて良いかなと思います☆そちらも是非ご覧下さい☆

モダンダンスとコンテンポラリーダンス① ~特徴&知る意義~

目次 「モダンダンスって、ちょっとカジュアルにしたバレエでし

Read More »

モダンダンスとは ~定義~ 

モダンダンスにも時代(初期、中期、後期)や振付家によってスタイルや捉えられ方が違うのですが一文で表しますと、

19世紀末~20世紀中頃に
「もっと自由に躍らせろ!表現させろ!」と、
ルールの多いバレエに
反発して出来た
自分の内面を表すダンスと、
それを引き継いで更に進化したダンス。

となります。

モダンダンスとは、「こういうステップや技があればモダン!」というような踊りの特徴に対してつけられた名前ではなく、このように考え方や取り組み方や時代に対してつけられた名前です。

現在の世界では上記のオリジナルとは違い、コンテンポラリーダンスをするなら必須とされている、「上達の為のテクニック、メソッドダンス」と捉えられる事が多くなっています。
モダンダンサーは高スキルと素晴らしい筋肉の持ち主が多いです。

モダンダンスは、大きく以下の3つに分けられています。

  • パイオニアの初期
  • テクニック、メソッドの確立やスクール化の中期
  • 抽象的、挑戦的、実験的になった後期

それぞれを代表的な振付家と動画をご紹介しながら、簡潔にお話させて頂きます。

モダンダンスの歴史

~パイオニアの初期~ 当初は斬新でワオ!!だった。

パイオニアの初期:1880~1920頃

第一次世界大戦や産業化、社会経済の急激な変化もあり、人々の価値観や生活スタイルも大いに変化した時代。もっと自由なダンス、女性の解放・自由が求められ、主に女性ダンサーにより新しいダンス=モダンダンスが生まれました。

<Isadora Duncan モダンダンスの母>

モダンダンスの母と呼ばれているIsadora Duncan。
自由と、より人間らしい感情を表現出来るダンスを求めて、一番最初にバレエでは当たり前とされていた事をぶち壊したダンサーと言われています。
彼女はトーシューズとコルセットを脱ぎ捨て、髪をほどき、裸足、緩やかな衣装で踊り始めた一番最初のダンサーでした。
これはもう、当初の人々からしたらものすんんんんんごく新しくて、ワオ!!!なダンスでした。

<Loie Fuller シルクの衣装と舞台照明>

ちなみに彼女は貧しい家庭を助けるため、なんと5歳から近所の子供達にダンスクラスを教えていました。

その後、彼女はバーレスクやサーカスショーなどエンタメ界でダンスをしていました。

そして更に後に、彼女は独自の自然な動きやインプロビゼーション(即興)ダンスのテクニックを生み出し、長いスカートや照明を巧みに取り入れた作品作りをしていきました。

シルクの衣装にも映し出される彼女により計算された照明デザイン。

モダンダンスと舞台照明のパイオニアとされています。

 

「正解・不正解のルールを他人に決められる人生ではなく自分のルールに沿った人生を歩みたい。」

「ダンスはエンターテイメントのみではなく、芸術であるべき。」

そう考えていた彼女が求めていたのは、新しくて全く異なるダンスでした。

なので、「バレエはルールが多すぎる。」とし、バレエ好きではありませんでした。

「バレエは醜く、自然に反している。」とまで言うほど(!)

彼女は、自然で自由な“今時な=modern”ダンスを踊っていたのです。

<Ruth St. Denis 中東やアジアなど異文化の融合>

彼女は東洋の文化・哲学を取り入れた独特の振付作品を披露し、当時の人々を魅了しました。

その魅了された人の1人が、後の夫となるテッド・ショーン。(ダンサー)

そして2人はDenishawnというダンス学校を創設。裸足で行われるバレエを元にしたメソッドを確立し、今につながるモダンダンスの基盤を作りました。

なんと教え子にはこの後紹介します、マーサ・グラハムも含まれます!

このように彼女たちがパイオニアとして、その後現在に至るまでのダンス形成・ダンサー輩出に大きな貢献をはたす活躍をしていました。

彼女たちは皆、自分達の内面、複雑な感情全てを表現出来る、“今までに無い方法”を見つけようとしたんですね!

バレエのルールを守るのではなく、全身を使って自由にクリエイティブに。

モダンダンスの歴史。

~メソッド化の中期~ 現在も重宝されているスタイル

メソッド化の中期:1920~1945頃

パイオニア達の下で学んだダンサー達によって、更に独自のスタイル、現在でも世界的に重宝されているテクニックやメソッドやスクールが確立された時代です。

それが、モダン/コンテンポラリーダンス界で超有名な、Martha Graham(グラハム)とLester Horton(ホートン)達です。

<Martha Graham コントラクション&ドラマチックなグラハムテクニック>

先ほどのパイオニアの一人、Ruth St. Denisたちのダンス学校Denishawnで学んだ彼女。
モダンダンスを更に一つ上のレベルにまで持っていき、世界中のダンサーに影響を与えた(現在も)最も有名、重要なモダンダンサーです。

グラハムの3大要素には、

  • コントラクションとリリース(上半身を後ろに引込めてカーブする姿勢とそこから元に戻る事)
  • スパイラル(ねじる)
  • 重力を利用しての床への落下

があり、コアの力を強くする事が出来るテクニック。全ては感情や過去の経験など自分の内面をより強く、自由に表現する為(ドラマチックに!)のものでした。
その為にダンサーが確固たるトレーニングを積んでいる事は彼女の信念では絶対不可欠で、「トレーニングのみがあなたに自由を与える。」とも述べている程、テクニックの重要さを唱えていました。なので日々の鍛錬にはなかなか厳しかったようです。

(↑ クラス風景)

(↑ 実際のパフォーマンス。ドラマチックかつすさまじいテクニックです。)

<Lester Horton 身体を強くかつ柔らかくするホートンテクニック>

彼も、Ruth St. Denisに大きく影響を受けた一人。

強靭さと柔軟さとバランス力を養う事が出来るテクニック。
解剖学とネイティブアメリカンやその他のダンス(日本も入っています)を元に、どんなダンスにも通用出来るように作られたメソッドで、フラットバックやTの字エクササイズなどが代表的です。

これらのエクササイズはものすごくきついのですが、
「うわ!すごく効いてる!効果ありそう!絶対強くなる!あ゛~横腹~~~!!バランス~~!ムズイ~!!」と、
即実感出来ます。きついですが。笑

彼の生徒の一人が、NYを拠点とする世界的に有名なAlvin Ailey。Hortonの死後彼のカンパニーを引き継ぎ、現在のAlvin Aileyカンパニーの作品にもホートンテクニックが基盤として採用され続けています。

(↑ クラス風景)

(↑ Alvin Aileyダンスカンパニーの作品”Revelations” より。1’50からのソロはホートンテクニックらしさがすごく出ていて圧巻です。)

モダンダンスの歴史。 

~抽象化した後期~ 後のコンテンポラリーダンスに繋がっていく。

抽象化の後期:1945~1960頃

抽象的、実験的になって後のポストモダンやコンテンポラリーダンスへの架け橋となりました。

<José Limón 重力と呼吸の利用でふわっと流れるような自然なリモンテクニック>

José Limónは、中期に活躍したモダンダンサーDoris HumphreyとCharles Weidman(共にRuth St. Denisたちのダンス学校Denishawnの生徒&カンパニーダンサー)に学びました。

彼は、全身の呼吸、重力や体重の利用を通して、無重力のようなふわっと流れるように動きを繋げるテクニックを作りました。

リモンテクニックの重大要素には、

  • fall and recovery(落下と回復)
  • rebound(リバウンド)
  • weight(体重や重力)
  • suspension(引っ張って伸ばすような動き)

などがあります。

(クラス風景)

(↑ Limonダンスカンパニー “Corvidae” グラハムやホートンより力まず、呼吸や重力を上手く利用して流れるような踊り方です。)

<Merce Cunningam 後のポストモダンやコンテンポラリーダンスに繋がる抽象的スタイル>

Hortonに学びGrahamのカンパニーでも活躍した彼は、コインを投げて裏表で振付を変えたり、物語がある必要は無いとしたり、ダンスとそれ以外(音楽など)が無関係でそれぞれ独立しているとしたり、抽象的なスタイルを生み出しました。

それまでは上記に書いてきたように、いかに感情を表せるかを模索してきたモダンダンスだったのですが、彼が一気に抽象さを取り入れました。
そしてそれが、後のポストモダン(反モダン)やコンテンポラリーダンスに繋がっていくという、ダンス史において非常に重要な人物でした。

コンテンポラリーダンスを説明する上では、「一番最初のコンテンポラリーダンス」や、「Before Cunningham、After Cunningham」と言われる位重要な人物です。なので、彼はモダンダンスではなくコンテンポラリーダンスと捉えられることもあります。

テクニッククラスでは、頻繁に方向を大きく変えるステップなどで空間認識能力を高める事が出来るのが特徴的です。

(↑ クラス風景。1:05:15辺りから、移動しながらの方向転換&バランスが出てきます。ものすごく難しいです。上級、プロのダンサーでもこのようにヨロヨロしている位です。)

(↑ Merce Cunningamダンスカンパニー “CRWDSPCR” & “Quartet”
 無機質&幾何学的であり、動きは揃ってるが曲とは合っていないという不思議な抽象的スタイル)

<Paul Taylor  一番最後のモダンダンス。>

ダンスを始めてたった2年の元水泳選手がダンスコンテストで優勝し、Martha Grahamにその才能を買われ彼女のカンパニーに入団。 
その他にも上述のJosé Limón、Doris Humphreyに師事、そして活躍。

時計を見る、バスを待つなど日常の動きを取り入れたり、「デュエット」という作品では4分間2人共全く動かなかったり、暗くて重い系の時もあれば明るくて笑かせてくる時もあるし、タンゴの時もあればバレエっぽい時もあるし本当に多様。当時には無かった実験的作品を次々に創作し、Martha Grahamに「やんちゃ坊主」と呼ばれていた異端児でありました。

しかしそれが、上記のMerce Cunningamと同様後のコンテンポラリーダンスへと繋げる重要な架け橋となったのでした。

(彼自身はテクニックを作らず、主にバレエの基礎をベースにしていました。)

まとめ

このようにモダンダンスとは、自由を求めて、表現の幅を広げる為に、そしてもっともっと大きく自由に身体を動かせる方法を模索して生まれた、バレエに変わる新しいダンスでした。
⇒”バレエに変わる”なので、日々の練習用にもメソッド化され、ダンサーは高度な技術を養う事が出来るのです。

人々をワオ!と驚かせたパイオニア達の初期。
⇩
そこから学んだダンサー達によって更に独自のスタイル、現在でも重宝されているテクニックやメソッドが生まれた中期。
⇩
更にそこから育ったダンサー達が ”抽象さを付け足して” 独自のスタイルを生み、後のコンテンポラリーダンスに繋がっていく後期。

そしてこの後実は、(上記にも数回出てきましたが)ポストモダンといって、モダンダンスに反対するスタイルが出てきました(インプロ:即興など)。これは名前にモダンと入っていますが「反」モダンなのでモダンダンスとは違います。なのでポストモダンについてはまた次回にお話しさせて頂こうと思います☆

何にでも ”流行り” はあり、今ではもう古いとか、かたっくるしいとか、バレエやん、と思われてしまっている感は否めないですが、当時はものすごく斬新で、「バレエじゃないダンスだ!なんだこれは!?」と人々に衝撃を与え、魅了していたのがモダンダンスでした。

今ではパフォーマンスとしての人気は昔に比べると減ってきていて、そのカンパニーを目指すダンサーも減ってきてしまってはいますが、テクニックとしては今でも世界中で必須とされているダンスです。

特にグラハム(Graham)テクニック、ホートン(Horton)テクニック、リモン(Limon)テクニックは3大モダンテクニックなので、是非とも頭の片隅に入れておいて頂けたらなと思います☆

個人的には、何でもアリになり過ぎてコンテンポラリーダンサーの基礎的技術が落ちていってる感が否めないので、是非とももう一度モダンダンスを見つめ直す事は有意義だと思っています。

おわりに

日本での捉えられ方はもっともっと曖昧で、もしかしたら少し違うかもしれません。それはこのダンスが西洋生まれである事で、生徒さんはもちろんのこと教える側にも知識が正しく回っていないからという事が考えられます。
(例えば西洋人が思っている日本の芸者の定義は、日本の芸者の定義よりも曖昧だったり、何だかお下品なお色気ジャパニーズガールとなっていたりもするように。)

しかし、日本でも正しい知識が誰にでも届くように広めたい思いで、今回はモダンダンスについて西洋基準でお話しさせて頂きました☆

ダンサーではない方からしたら面白くないシリーズかもしれませんが(ダンサーは必須!)、世界では基本的なアート史や舞踊史は一般の人でも割と知っていて、それぞれが自由にアートやダンス鑑賞を楽しんでいます。


「私プロ野球ファンなの。○○○が試合する時はいつも観に行くのよ。」みたいな感覚でしょうか。実際にそういう方々が西洋では客席を埋めています。日本のように、ダンサーや出演者の親戚・お友達だけではなくて。

なので、「一つ趣味でも増やしてみようかな。」と、ダンス鑑賞が皆さんの新たな趣味になってもらえたら、本当に嬉しいなと思っております☆

 

今回はとってもボリューミーでしたがいかがでしたでしょうか?

でもダンスヒストリーの教授になりたいのではなければ、本日こちらに書いていることや、ご紹介した動画をしっかりと見て研究してみるだけでかなり十分かと思います!

ということで、もう一回、二回、三回、何回でも読み直しに来て下さい☆

ここまでギュッと動画付きでまとめられた記事はあまり見ないので、一年に一回とか、辞典代わりにでもおすすめです☆

 

本日も長々とありがとうございました☆

次回はポストモダンについてです☆

モダンダンスとコンテンポラリーダンス② ~モダンダンスとは~ 日本語初・主要ダンスまとめwith動画。

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4月 7, 2022 0 comment
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DANCE

ジャズダンスとは ~クラブパーティーダンスだった~

by Aika Takeshima 7月 13, 2021
written by Aika Takeshima

こんにちは、アイカです。
いきなりですが、皆さんはジャズダンスといえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • キレッキレかつなめらかで美しい。
  • 軸があり、姿勢がよい。
  • バレエからきたんでしょ!?
  • 音楽のジャズとは関係ないよね!
  • ミュージカルやテーマパーク。
  • 安室ちゃん。
  • 武富士。(今の若い子は知っているのでしょうか!?)

たらららっ!!当時一世を風靡したCMです!

などでしょうか?

そうですね。現在のジャズはその通りであります。国内外のアーティストのダンスやCMで見られるダンスも、ジャズダンスに分類される事が多いです。
ジャズダンスとは、バレエを基礎としつつも多様なジャンルの曲で踊られる、ダイナミックさとリズミカルさも兼ね備えたダンスと言えます。

”ジャズダンスとは、元をたどるとクラッシックバレエを基礎としたジャンルです。”

と、割と大手っぽいダンスメディアサイトにも紹介されています。

がしかーーーーーーーし!!!!!

元々はバレエなんて前っ然関係無かったし、ジャズミュージック=ジャズダンスでしたし、振付なんかも特になく皆でわいわい集まって、その時流行ってた音楽(ジャズミュージック)に合わせて即興で、

好きなよーーに踊ってました。

日本のイメージで言うと、バトルとかサークルで、フリーで踊るのが大好きなストリートダンサーが集まった健全なクラブパーティーという感じでしょうか。

 

このように、本当に楽しそう。

音楽を聴くこと
それに合わせて動くこと
その音楽と動きを使って周りの人と同じひと時を過ごすこと

全てが彼らの中では”遊び”であり、社交の場で行われるダンスだったのです。プロダンサーとかではなく、一般の人が楽しむための。

これが今のジャズダンスのルート(の中でも途中)なんです。

少しびっくりではないでしょうか?

動きも全然違うし、大手サイトも“ジャズダンスはバレエ発祥” と言っていますし。

私も昔は、「ジャズダンスってやっぱジャズミュージックで踊るの?」という質問に自信満々に、

「いや、音楽のジャズとダンスのジャズは全く関係ないよ!」


と答えてました。自分ジャズダンスを踊っておきながら。(恥ずかしいっ!!)

はてさて、これに一体全体なにがあって、今のジャズになったのか、さらにその前はなんだったのか、一緒に見ていきましょう!

目次

▽起源〜奴隷制度から生まれたダンス in アメリカ〜

 

起源は、アフリカの民族舞踊です。

奴隷貿易により、大量のアフリカ人がアメリカに連れて来られました。(1619年~)

皆さんもご存じのように、アフリカ人は踊ることが、生活や人生、彼らそのものであり、切っても切り離せないものなのです。

なので、たとえ奴隷として連れて来られ、劣悪な環境であれ、どうにかこうにかして、踊り続けました。

「太鼓が無いなら自分で音だそう!」

そして、手拍子や、身体のあらゆるところをクラップして音を出し、足で床をふみならして踊る、”Juba”と言うダンスが、アメリカで出来ました。

この動画、今のヒップホップにも繋がってるしめちゃくちゃカッコ良いので見てほしいです!やはり文化なので、日本人には出せないかっこよさ!

その後、西洋の音楽とアフリカの音楽がニューオーリンズ(Jazzの聖地と呼ばれています)で出会い、ジャズミュージックが形成。それに合わせて彼らのダンスも、ジャズミュージックで踊るものに進化していきました。


(1870年頃~)
そして、Cakewalkというダンスが誕生⇒ヨーロッパに広まる程の大人気に。

CakewalkはJazzの歴史の中でも重要かつ出来た経緯が個性的なので、紹介させていただきます。

最初は、

“奴隷たちによる、白人オーナーのモノマネダンス”

でした。

金持ち白人たちの上品な所作をパロディ化したものなので、下の動画にあるようにすごく良いお召し物を着て、ちょっとのけぞった感じのダンスなのです。

白人オーナー達も反対どころか気に入り、自分達の家や土地で踊らせ、コンテストを開き、勝者にはケーキを贈呈していました。なので、Cakewalkという名前になりました。

しかし今度は白人たちが顔を黒塗りし、黒人の真似してCakewalkを踊るというコメディショーが、当時大人気だったミンストレルショー(エンタメショー。1830~1900)で行われるようになりました。差別的だったのですが、これが逆にCakewalkの人気に拍車をかけることになりました。

すると次は、その白人の真似をする黒人を真似する白人を真似する黒人が、そのミンストレルショーに出てきました。

このように、お互い良い意味で真似しているのかバカにし合っているのか分からない状態で生まれ、人気が出たダンスでした。

ミンストレルショー自体の人気が無くなり、かわりにボードビル(ショービジネス)が主流になってからもCakewalkは続き、フェスティバルといえばCakewalkでしょ!という地位にまであがりました。
動画の後半にあるように、白人たちもガンガン楽しんでます。

▽Jazzミュージック全盛期でダンスも大盛り上がり

 

1900年代に入ると、ニューオーリンズでのジャズミュージック人気が加速。
それにつられてダンスもどんどん進化し、

  • Black Bottom  in ニューオーリンズ
  • Charleston  in サウスカロライナ

が生まれ、この2つは1920年代の二大ダンスと呼ばれ、もう人種等関係なく大人気でした。

 

そしてこのCharlestonダンスが進化し、Lindy HopというダンスがNYのハーレムで誕生(1928)。1930~1940年代のSWING時代を代表するダンスになりました。
(*SWINGとは、Jazzミュージックのスタイルのひとつ。SING SING SINGとか。)

 

ここまで、全てソーシャルダンス(社交ダンス)でした。上手な人達によるパフォーマンスやショーはありましたが、基本的には皆が集まる社交の場で、皆が楽しむものでした。

(日本ではコンテストのイメージがある社交ダンスですが、元々は人々の交流、コミュニケーション、人と音楽があれば始まるものでした。クラブのような感じです。)

 

このあたりのジャズダンスの動きの面での特徴をまとめてみます。

  • 膝は基本的に曲がってる
  • 少し前傾姿勢
  • 立ち方は大体パラレル。バレエのようなターンアウトはない。
  • リズミカル
  • 細かくて速いステップ
  • 腰や肩などアイソレーションを使ってリズムやアクセントを表現
  • 床との距離が近い/しゃがんだり、床を使う

▽モダンとバレエに出会い、シアタージャズの完成~一般⇒プロのダンス~

 

当時のジャズダンスに魅了されていたのは一般人だけではなく、みっちりとトレーニングを積んでいるモダンダンサーやバレエダンサーたちもでした。

(やっとバレエの名前が出ました!!)

よってここから、以前のような一般の人が楽しんだり、才能ある素人がパフォーマンスをするダンスではなくなりました。

ジャズダンスは、ハリウッド映画やブロードウェイミュージカルに出る為の、みっちりと様々なトレーニング(バレエ、モダン、更にはTapも)を積む必要がある、プロフェッショナルなダンスになりました。

それでは、現在に繋がるジャズダンスに変化した経緯と、重要な人物を見ていきましょう。

▽“シアタージャズの父” Jack Cole(ジャック コール)

 

彼は当時のジャズダンス(上記の社交ダンス)と、モダンダンス(バレエダンサーがバレエに反発して出来た当時の新しいダンス)を合体させました。

彼はバレエ出身でもあるし、モダンダンス自体がバレエに反発と言えどもバレエダンサーが開発したものなので、バレエの特徴を強く持ってます。

一度、下の動画を見てみて下さい。Jack Coleと、初代ウエストサイドストーリーキャスト、トニー賞2度受賞、ノミネート8度という伝説的ミュージカル女優Chita Rivera(チタ リベラ)のダンスです。

いかがでしたでしょうか?

<先ほどのジャズダンスの特徴>

  • 膝を曲げて前傾姿勢気味
  • 脚はパラレル
  • 細かくて速いステップ
  • 床にうつぶせになったりしゃがんだり…

かと思えば、

<バレエ特有の動き>

  • シェネターン
  • パドブレ(ステップ)
  • ポールドブラ(腕の動き)
  • シッソン(ジャンプ)

などなど…

社交時代のジャズダンスとバレエが見事に混ざっており、今のジャズダンスに一気に近づいたように見えませんでしょうか?

この革新的なスタイルは、ハリウッドやブロードウェイに熱狂的に受け入れられ、彼がそのキャストたちを指導し、現代に繋がるアメリカンショーダンスを築きました。

Jazzダンスがエンターテインメントにおける確固たる地位を取ったのです。

チタ リベラさんと私。

当時私が所属していたThe Victory Dance Projectというカンパニーの公演を観に来て下さった時のものです。

私は道化師みたい役だったのですが、それを大変気に入って下さり、終演後私を見つけるなり「ア゛ーーーーー!!!」と叫んで、お褒めの言葉を下さいました。

超超超大御所なのに全く気取らずフレンドリーで、とても素晴らしいお方でした。

▽ブロードウェイと言えば!のBob Fosse(ボブ フォッシー)

Jack Coleの影響を受けつつも、独自のセクシーなスタイルを取り入れたBob Fosse(ボブ フォッシー)。

あの有名な
“CHICAGO” 
”Cabaret” 
”All That Jazz”の振付師です。

少し丸めた背中、内に入った膝、ボーラーハット、フィンガースナップ、ジャズハンド。現在も使われていますね。実は彼が確立したスタイルだったのです。

このようにエンターテインメント界ではJack ColeやBob Fosse、その後彼らに影響された方々によって、シアタージャズ、つまり現在テーマパークやミュージカルで行われているダンスが形成されていきました。

シアタージャズよりもバレエの要素が強くなると、武富士のCMようなスタイルになりますね。

他にも、
ヒップホップジャズ、ファンクジャズ、リリカルジャズ、コンテンポラリージャズ、コマーシャルジャズ、、、

多すぎですよね。
でもね、良いんです。
なぜなら起源からそうだったように、

 

Jazzダンスとは

「その時人々が聞いていた(流行っていた)音楽に合わせて踊るダンス」

と言われていて、どんどん進化するものだからです。

 

なので、安室ちゃんや、国内外のアーティスト達の数々の人気アーティスト達のダンスが、Jazzダンスである事が多いのですね。

▽おわりに

いかがでしたでしょうか?
少しは、謎を解くお手伝いになりましたでしょうか??

正直歴史なんて知らなくてもJazzダンスは楽しいです!!観るのも踊るのも!

でも背景等を知ってると、観る側としても幅が広がってもっと楽しいかなとおもいます。

そして何より踊る側としては、もっと上手くなるにはどうしたら良いんだ!?という時にもっとリズムを感じてみるとか、昔のこまかいステップを入れてみるとか、アフリカンダンス習ってみる等すると、更に表現の幅が広がります。


Bob Fosseについて調べてみると、それぞれの動きの元を知る事が出来、もっとナチュラルにかっこよく踊れるようになるかもしれませんね☆

 

今日も長々とお読みいただきありがとうございます!

本日はこれにて失礼致します。

皆さま良い一日をお過ごしください!

 

Aika Takeshima.

7月 13, 2021 0 comment
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DANCE

バレエとは~宮廷ダンスからハードロックバレエまで~

by Aika Takeshima 4月 12, 2021
written by Aika Takeshima

こんにちは。
「一人でも多くの人が、もっと自由に、そして自分自身の可能性にどんどん気付いていってもらうことを使命とする、ダンスアーティスト/ライター/活動家」のアイカです。

タイトル写真(photo by Nina Wurtzel)は、Complexions Contemporary Ballet Companyのものです。後で紹介しますので、楽しみにしておいて下さいね。

実は私、小さい時にバレエをするかと親に言われていました。
娘には品よく育って欲しかったそうです。

しかし小さい時の私は、

「気持ち悪い!!」

と、速攻拒否したそうです。
(バレエダンサーの方々、申し訳ありません。じっとしていられない系キッズでした。)

今では本当に後悔しています。子供のころからやっていたら、もっとダンス上手くなっていたのになと!

ということで今回は、

  • バレエやダンスについてあまりご存知ではない方
  • 「もっと詳しく!歴史や、最新NYスタイルバレエについて知りたい!」という方
  • 昔の私の様に、全く興味の持てない方

どんな方にとっても分かりやすく、詳しく、また興味が出てくるような記事にしました。

「バレエの概要 ⇨ 歴史 ⇨現在のバレエ⇨今一番アツいバレエ団」

この順番でお話していきますので、是非ご覧ください!

目次

バレエとは 概要 ~こんなイメージ & 台詞要らず!?~

(パリ・オペラ座より)

<イメージ>

ダンスをされてない方でも、バレエといえばなんとなくのイメージはつくのではないでしょうか。

  • 爪先で立ってる
  • すごいターンやジャンプ
  • 軟体人間
  • うっとり惚れ惚れ美しいダンス
  • 王子様
  • 白鳥の湖
  • ピッタリタイツ、、、、などなど

こっちでなくて

ボリジョイバレエ

こっちですね。
(ボリショイバレエより)

  • 音楽
  • 衣装
  • 装飾
  • 独特のダンスメソッドをもった舞踊

バレエとは、これらを駆使した総合舞台芸術です。

細かい事を壮大に無視して言うと、

“台詞や歌がない代わりに、ダンスのみで行われるミュージカル”

という表現もありかと思います。イメージ的に。

動きの特徴は、
高く飛んだりたくさん回ったり、脚を高くキープしたり、
それでいて全ての所作、立ち姿どれをとっても高貴で優雅で繊細で美しい。

”人間離れの超越したテクニックと、究極の美を追求したダンス”とも言えます。

<身体で会話~マイム~>

そして他のダンスと大きく違うのは、作品に明確なストーリーがあり、台詞代わりになるマイム(ジェスチャーのこと)もある事です。
「私」「あなた」などはおそらく分かるでしょうが、「死ぬ」や「踊る」まで明確に存在するという事は、バレリーナやバレエファン以外の方々にはあまり知られていないのではないでしょうか。
例えばこちら⇩

バレエマイムリスト
バレエマイムリスト2

そして下の動画は、イギリスのロイヤルバレエ団のプリンシパル達によるマイムシーンのレクチャーです。実際に「白鳥の湖」の1シーンを使い、ものすごく分かりやすく美しくカジュアルに教えてくれていますので、是非ご覧ください!

これを見たら、
「バレエってよく分からないんだよね〜。」と思われていた方も、

「分かる!喋ってる!おもしろい!!ビューティフォー――!!」

となることでしょう☆

是非今日から、皆さんもこのバレエマイムを使って会話してみてください。喋らなくて良いので、ウィルス拡散防止にもなりますね☆

バレエの歴史

・大まかな流れ

“イタリアで生まれ、フランスで開花し、ロシアで成熟した”

バレエ歴史の流れ

これらは、バレエの歴史について語られる時によく使われる表現と、大まかな流れを図にしたものです。

ざっと歴史を振り返りたい時などに是非ご活用下さい☆

それでは以下で、一緒に詳しく見ていきましょう☆

詳しく書くとものすごい量になるので、今回はとりあえずどんな流れだったのかに重点を置き、人物名や年号などは省きます!

・起源 イタリア⇒フランス

bassedance

⇧Bassedance⇧

ballo

⇧Ballo⇧

15世紀ルネッサンス時にイタリアで行われていた宮廷ダンス(Bassedanceという、ゆっくりと床を滑るように歩くダンス)が進化し、バロ(Ballo)と呼ばれる、より軽やかなダンスらしいダンスになりました。

そして16世紀中頃、バロ大好きイタリア人お嬢様がフランス王と結婚。(フランスでは現在の英語表記と同じBalletと呼ばれました。)

お嬢様が頻繁に舞踏会を開催したため、フランスでバレエがとんどん栄えていきました。

 

そして今度はバレエ大好き、踊る王様ルイ14世(⇩写真)の力によって、17世紀末から立て続けにオペラ座と王立音楽アカデミーが作られ、バレエがどんどん発展していきました。

踊る王様太陽王ルイ14世

・ロマン主義時代のバレエ in フランス 19世紀前半

ジゼル

(ジゼル第二幕  The corps of Paris Opera Ballet   Photo: Sébastien Mathé)

フランスでのバレエの発展に伴い、技術も磨かれていき、ポワントシューズを履いて踊る技法がここで生まれました。

そして19世紀前半は社会の流れと同様に、バレエ界も自由と神秘的なものに重きをおくロマン主義に大いに影響されました。幻想的なもの、エキゾチックな作風が生まれ、丈の長いチュチュで踊られました。

これが、ロマンティックバレエといわれるものです。
代表作:「ジゼル」

その後ロマン主義の衰退やバレエの低俗化、またオペラ座の火災の影響により、フランスでのバレエは衰退していきました。

・クラシックバレエ in ロシア 19世紀後半

bolisioiballet

(ボリショイバレエより。)

ロシアでは18世紀にバレエが入ってきてから、国のサポートもありバレエは栄え続けていました。
そんな時に、バレエが衰退したフランスから優秀なダンサーや振付師が流れてきた(引き抜きもあった)ことで、勢いが加速。バレエ の中心はロシアに。

ロマンティックバレエよりもダンスそのものの美しさと技巧を重視し、チュチュが短くなり脚の可動域が広がりました。ポアントシューズでの32回転が出来るようになったのもこの頃です。

演劇の部分とダンスの部分を分け、特にダンスの部分を重視。
グラン・パ・ド・ドゥ(*)形式が確立されました。
この時代に出来たスタイルを、クラシックバレエと言います。

代表作:「眠れる森の美女」「白鳥の湖」」「くるみ割り人形」

*グラン・パ・ド・ドゥ:
主役男女による、“スローダンス⇨男性ソロ⇨女性ソロ⇨男女交互の技術の見せ場”の一連の流れ

▽一般的に言われているバレエとは、この時代までのバレエです。伝統芸能継承という感覚が近く、それぞれの所作や動きに細かい決まりがあり、守ることが重要です。

振付、曲、衣装が変えられることはありません。

ここが、オリジナリティや新しいフリ、新しい曲探しを追求するストリートダンサーからすると一番びっくりするところかもしれません。しかしバレエとはこのように決められた形式の中でいかに美しさを出すか、というところを追求しているのです。

▽しかしこの時代以降、バレエもそれぞれオリジナリティや新しさを追求し、どんどん個性的になっていきます。

・バレエの多様化。ネオクラシック20世紀

ネオクラシックバレエApollo

“APOLLO” BY ジョージ・バランシン

上記のクラシックバレエ時代を通ってきた優秀なダンサー、振付家達の中に、

「新しい事をしたい!」

「ちょっとバレエってドラマチック過ぎない!?」

「衣装とか振付とか、ちょっとやり過ぎ!」

という、今までのバレエに反対する人が出てきました。

そして、バレエのテクニックはしっかりと継承しつつも、作品自体はそれまでのバレエ界の常識を取っ払い、抽象的であり、曲も振付も自由で、シンプルな衣装が好まれる作品が生まれ始めました。

そして、より体の動きの美しさが際立つようになりました。

(日本ではモダンバレエとも呼ばれます。)

代表的な人物:
セルゲイ・ディアギレフ(Sergei Diaghilevプロデューサー)
ミシェル・フォーキン(Michel Fokine振付家)
ジョージ・バランシン(George Balanchine振付家)

上記の動画を見て頂くと、それまでのバレエと全く違うのがお分かり頂けるかと思います。装飾などもまったくなくとてもシンプルですね!

この辺から、”コンテンポラリー”や”モダン”など、定義が難しいものが絡まってきますが、詳しいことはまた別記事にします。今は、

<ネオクラシック(モダン)バレエ>
クラシックバレエへの反対から生まれた新しいバレエ(基礎はバレエのテクニック)

<モダンダンス>
クラシックバレエへの反対から生まれた新しいダンス(バレエのテクニックではない)

<コンテンポラリーバレエ>
クラシックバレエ×新しいもの
と思っておいて下さい。

バレエの更なる多様化。コンテンポラリーバレエ 20世紀~現在

hiplet ベンツ

Hiplet Ballerinas (メルセデスベンツのCMより)

実はネオクラシックバレエより少し前に、同じようにバレエへの反対から生まれた、バレエとは全く違うモダンダンスというものがあります。

クラシックバレエがこのモダンダンスに出会ったことで、コンテンポラリーバレエが生まれました。

そしてこのコンテンポラリーバレエは、ネオクラシックバレエよりもっと自由さと個性があります。

代表的なカンパニー:
Alonzo King LINES Ballet
Ballet BC
Complexions Contemporary Ballet

いつの時代も芸術家たちは、
”もっと良いもの!美しいもの!個性的なもの!自分というものを表現できる方法!”を求めるものです。
もちろんバレエもまた然りで、今ではなんとクラシックバレエ×ヒップホップなんかも生まれています!HiphopとBalletを足して、Hipletです。

メルセデスベンツのCM⇩にも起用されています。

Hiplet Ballerinas  By Chicago Multi Cultural Dance Center 

今一番HOTでCOOLでYES!WOW!!なイケてるコンテンポラリーバレエ団

complexions

最後に、今一番最先端でアツイのではと思っているコンテンポラリーバレエ団を紹介させて頂こうと思います。

それは、今回のタイトル写真にもなっているコンプレクションズコンテンポラリーバレエであります。Complexions Contemporary Ballet

complexions 日本人ダンサー

(カンパニー唯一の日本人ダンサー杉村英里子  photo by Justin Chao)

ブラックレザーパンツ!

目もと黒囲みダークアイシャドーメイク!

ヌーディーな口紅!

髪型ポンパドール!

笑顔どころかガンッガンににらみつけてきてる!!

皆さんCMなどでもご存じのレニー・クラヴィッツの名曲
”Are You Gonna Go My Way” (邦題:”自由への疾走”)や、

デイビッドボウイの曲”スターダスト”で踊ったり! 

その他にもラップの曲を使ったりと、とにかく斬新。
かと思えばクラシックの曲で美しく踊る。。
そしてどのような曲であっても、作品それぞれにメッセージ、ストーリーが込められています。

つまりこのカンパニーを一言で表しますと、

今時で超破天荒なんだけども、
バレエの美しさ、品の良さ、伝統も忘れていない、
なんとも絶妙なバランスをもったカンパニー。

となります。

また写真の通り人種が関係ないのはもちろんのこと、
ダンサーそれぞれの個性、たとえば身長の高い/低いも、それぞれの個性としてうまく舞台上で活かされているところも、人気のひとつです。
(例えば小さな男性ダンサーを大きな男性ダンサー達がリフトし続けたり。)

バレエって、普通は座席にお上品に座ってみるものだと思いますが、このカンパニーの公演では思わず立ち上がって、

「フォー!!!」

と言ってしまいそうになります。

というか、実際に観客の皆さん叫んでいます。

日本にもこのようなバレエがあれば、あらゆる人がバレエを見るきっかけになり、色んなジャンルのダンサーだけでなく一般の人々同士の交流も生まれ、日本の芸術レベルがあがるきっかけにもなるでしょう。

そして私のように、

「バレエなんて気持ち悪い!」

と言って、将来後悔する子供たちを減らす事が出来るでしょう!!!

 

その為、私も普及活動がんばります!

本日も長々と最後までお付き合い頂きありがとうございます!

それでは皆さん本日もお元気で!

Aika.

4月 12, 2021 0 comment
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Aika Takeshima 武島アイカ

Dance artist, and certified DEI practitioner with the mission to help people find more freedom and possibilities in themselves using my movements, words, and passion. 一人でも多くの人が、もっと自由に、そして自分自身の可能性にどんどん気付いていってもらうことを使命とする、ダンスアーティスト/認定DEIプラクティショナー。自身の身体と、言葉と、パッションを用いて。

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